2008.04.30

少年H

他の本と平行して読んでいたので読み終わるまでに前後編合わせて1ヵ月も掛かりました。
でも集中的に読んだら2日くらいで読めるはず…。2日じゃもったいないけど。

高校時代、現文の教師に少年Hくらい読んでないと…と小言を言われたのがずっと胸に引っ掛かっていて、やっとブックオフ経由で手にいれました。今では高校時代、もしくはそれ以前に手にしておくべきだったといたく後悔しています。
本当に無知な私は少年Hというタイトルしか知らず、実名報道出来ない未成年者の犯罪の話なのだとずっと思っていました。
あらすじも知らず、本文を読み始めたら、もちろんみなさんご存じの通り第二次世界大戦を経験した妹尾肇少年の体験を小説にしたもので、タイトルの意味も今更ながらに理解して…恥
なんというか、圧倒された。
読み進む度にその思いが強くなり、戦争を知らない世代は読んでおかなければならないと現文教師が言っていた意味も解る。高校時代にA級戦犯について囓る程度に本を読んでいたのだけど、こうやって小説の中で東條氏への「なんで戦争なんて始めたんや!」という恨みの感情や天皇への「天皇陛下は悪くない。周りがあかんかったんや」という守ろうとするような感情を垣間見てしまうと、あぁやっぱりそういう思想が多かったのか、と。そうやなかったら天皇を日本の象徴として残すような事はしんかったんやろうし。世論が戦争ストレスで爆発しかけていて、東條氏らA級戦犯となった人らが戦争責任をとらされざるをえなかった流れもなんとなく理解出来る。そうやって数人を処罰する事によって国民の怒りややりきれなさを押さえるしかなかったんやなぁ、と。まぁその辺は解ってた事なんやけど。
当時の人がどの辺まで理解していたかというのは他文献では解らない部分で、作中の当時の人らの中でも他の人間がどのくらい「解って」いて「知って」いるのかは興味があったというのは(まぁHだけが知りたがっていたのかもしれないが)あの戦争がわけ解らんものやったという事を示している象徴的な部分やと思う。

この感想を書き始めて早二日…なんだか書きたい事がまとまらないし、長くなりそうなのでここまでで切ってみた。
結論というか、最終的にはやっぱ戦争はあかん、ってそれが伝わればいいんじゃないかと。作者さんもそれが伝えたかったのだと思います。(まぁそれ以外はないやろ〜

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2008.03.15

プリズムの夏

最近、これ良いよーと紹介された小説がかなりあたっております。
まず
プリズムの夏
関口尚さんの著書ですばるの新人賞を受賞した作品。
題材としてはうつ病と男子高校生二人の青春と家族と…
一言一言がズシッとくる重い言葉もあり、読んでいる間に色々と考えさせられた作品です。内容は重いのに凄く理解しやすく読みやすい。終り方も悪くなくて読み切ったあとはもう一度人生(ちょっとオーバー?)について考えてみたくなります。

重力ピエロ
伊坂幸太郎著
元々伊坂さんの小説が読んでみたくて手に取った本なんですが、期待以上だった。
無駄がないし、全部まとまってる。なんとなく結果は解っているのに理由だったり細かい細工に驚かされる。分量としては結構ボリュームがあるにも関わらず、さらっと読める。重過ぎず中身があってスタイリッシュ小説という感じですね。

乳と卵
芥川賞のあれですよ。
ストーリーはかなり面白いのだけど、あの日記の書き方だけちょっとうーんな感じでした。
結局の所…?って感じもあり、上手ではあるんだけど凄い!までは思えなかった。
合わせられていた作品の方ももうちょっと言葉が欲しかったかな、てな感じです。
多分期待し過ぎたせい。

阪急電車
有川浩著
阪急大好きな僕としてはジャケ買いしました。
前半と後半のバランス良過ぎやし、凄く好き。あぁこれなんだよ、僕の好きな小説は!ってテンション無駄に上がった!
阪急好きにはたまらん作品です。

φは壊れたね
森博嗣著
ミステリーは殆ど読まないんだけど作者に惹かれて読んでみた。
最後のタネあかしまでトリックが解らないあたり読み応え十分。ただ登場人物多くてパニクった…(汗

感想は以上です。また本の感想は載せると思います。
映画についても書きたい事は多いんだけど、最近駄作やイマイチーっていうのばっかやからなぁ。。。
良い映画に出会いたいよー

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2008.01.24

最近の小説とか…

「陰日向に咲く」は読んでいないけれど、ゴーストだと信じている俺がいる。

というかゴーストの方が嬉しい。

俺も少々もの書きをしている人間なので芸能人が書いた小説が75万分も売れ映画化、なんて嫉妬の対象にしかならないし。

「恋空」なんかは素人が現実にあった事を書いたという触れ込みで売っているが、どうもこちらも信用ならない。文章が酷いのは素人らしいし、構成も酷いと思うが、こういうケータイ小説の類であの売り方はゴースト、というかどっかのオバサンがなりきりで書いたもので、作られた盛り上がりにしか見えないんだな、やっぱり。

なんだか小説の話になっているが、ラノベはあってもいいと思うけれど、それが売れ筋になりつつあってどうにも面白くない。俺、頭固い? 純文学とかが良いと言うわけじゃないけれど、ジャンルのバランスが悪くなってるようでなんだか怖いんだよな。これ、素人さんが書く話な。基本素人作家なんてオタク系が多い(オタク系の作品から入る人が多い)からしょうがないと思うんだけど。陳腐な恋愛小説もいい加減にして欲しいし。

書くのが難しいのは知ってるから、お前が書いて見ろよ! とかは無しで。

そう、その「じゃあお前がやれよ」って言うのはあんまりいいもんじゃないから、止めて欲しいんだけどなぁ。批判っていうのは気持ちいいものじゃないけれど、それに「じゃあお前がやれよ」と言ってしまったら批判されたもの(人)は伸びないんじゃない? 批判も減りそうだし。

それ言うのはいつもオタクなんだよな。……オタクは嫌いじゃないけど、人の事もう少し考えようよ。声大きいのうるさいって言ってんだから何度も注意させるな。ガキじゃないんだから。

芥川賞、直木賞あたりはまた買って読んでみよう。

……小説の話だけで終わってしまった。

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